介護付き有料老人ホームとは?仕事内容や「大変」「きつい」と言われる理由を解説!
										
介護付き有料老人ホームが気になるけど、実際どうなの?
やっぱり仕事は、「きつい」のかしら…
介護付き有料老人ホームは、介護が必要な高齢者が安心して生活できる場所です。入居者の身体介助や生活支援を中心に、介護職がサポートを行います。
「介護付き」と名前に入っているように、介護サービスが施設内で提供されることが大きな特徴です。
ただ、「大変」「きつい」というイメージもあり、働く前に詳しい情報が知りたい方も多いのではないでしょうか?

仕事内容や働き方をしっかり理解することで、ミスマッチを防ぎ、安心してキャリアを選ぶことができますよ!
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介護付き有料老人ホームとは?介護職にとってどんな施設か解説

施設の特徴を知ると、働き方のイメージが掴みやすくなります。
介護付き有料老人ホームがどのような制度で動き、何を目的とした施設なのか整理していきましょう!
介護付き有料老人ホームは、都道府県から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた民間の介護施設です。
入居者は介護サービスを受けながら生活し、医療・介護の両面で支援を受けられます。
入居者の生活に寄り添い、身体介助だけでなく精神的な支えも担う場所です。「介護が必要な人が、安全に暮らし続けられる環境」であることが前提にあります。
住宅型有料老人ホームとの違いは?
介護職として働く場合、混同しやすいのが住宅型有料老人ホームです。一見似ていますが、サービス提供の仕組みが異なります。
| 項目 | 介護付き有料老人ホーム | 住宅型有料老人ホーム | 
| 介護サービス提供者 | 施設の職員が提供 | 外部の訪問介護事業所が提供 | 
| 介護職の仕事内容 | 施設内で介護を実施 | 訪問介護に近い形で介助 | 
| 入居者の介護度 | 高介護度者が多い | 比較的軽度者が多い傾向 | 
介護付きは、食事・排泄・入浴など ケアの全般を施設内で完結させます。
そのため介護職の役割が幅広く、やりがいがある反面、負担が大きくなることもあります。
介護付き有料老人ホームの仕事内容とは
働くうえで気になるのが、1日の流れや業務の中身です。

介護付き有料老人ホームではどのような業務があるのか、役割やチーム連携も含めて詳しく見ていきましょう。
主な1日の業務内容
介護付き有料老人ホームでの1日は、入居者の生活リズムに寄り添って始まります。朝の起床介助から夜間対応まで、24時間体制でのサポートが求められます。
- 7:00 起床介助・洗面・整容
 - 8:00 朝食介助・服薬確認
 - 9:00 排泄介助・リネン交換・記録
 - 10:00 レクリエーション・体操
 - 12:00 昼食介助・口腔ケア
 - 13:00 休憩・記録記入
 - 14:00 入浴介助(または外出支援)
 - 16:00 おやつ・排泄介助
 - 17:00 夕食準備・食事介助
 - 18:00 夜勤者への申し送り
 
このように、日中は食事・入浴・排泄といった身体介助が中心です。その合間に記録業務やレクリエーションの準備なども行います。
夜勤帯は巡視・ナースコール対応・排泄介助が中心で、夜間も気を抜けない業務が続きます。
介護職の役割と他職種との連携
介護職は、単にケアを行うだけでなく、多職種連携のハブとしても機能します。
施設内には、看護師・機能訓練指導員・ケアマネジャー・管理栄養士など、様々な職種が在籍しています。
介護職は、入居者の状態変化に最も早く気づける立場のため、情報共有が重要です。
- 体調変化に気づいたら看護師へ報告
 - リハビリの進捗を機能訓練指導員と共有
 - 生活リズムの変化をケアマネに報告しケアプラン調整
 
報告・連絡・相談を徹底することで、チーム全体での質の高いケアが実現します。
介護度の高い入居者への対応が多い?
介護付き有料老人ホームには、要介護度が高い入居者が多い傾向があります。
なかには、寝たきりや認知症の進行により常時見守りが必要な方もおり、中重度のケアが日常的に発生します。
そのため、身体介助の負担が比較的大きく、腰痛や疲労のリスクもある点には注意が必要です。

ただし、介護スキルが自然と身につきやすく、経験値が上がるスピードも早いというメリットもあります。
「大変」「きつい」と言われる理由とは?
介護付き有料老人ホームの仕事は、「大変」「きつい」といったイメージを持たれがちです。
なぜそう言われるのか、実際の現場で感じやすい負担やストレスの要因を掘り下げてみましょう。
人手不足による業務量の多さ
介護業界全体で言えることですが、慢性的な人手不足は大きな課題です。特に介護付き有料老人ホームは、入居者数が多く1人のスタッフが複数名を担当するケースが一般的です。
本来ならチームで分担するべき業務が、欠員や急なシフト変更により一人に集中することも少なくありません。
- 食事介助や入浴介助などの身体的な作業が重なる
 - 日々の記録や報告書の作成
 - 新人職員や実習生のフォロー
 - レクリエーション準備やイベント対応
 
こうした業務が同時並行で発生し、時間に追われる感覚や休憩が取りづらい状況にストレスを感じる人もいます。
身体介助や夜勤業務の負担感
介護付き有料老人ホームでは、介護度の高い入居者への対応も多く発生します。
たとえば、移乗やオムツ交換といった身体介助を1日に何度も繰り返すため、腰や膝などへの負担が蓄積しやすいのが実情です。
夜勤業務もまた、負担を感じやすいポイントです。夜間はスタッフ数が少なく、1人または少人数体制で複数のフロアを担当することもあります。
- 睡眠不足による体調不良
 - 夜間の排泄介助や巡視での肉体的疲労
 - 緊急時の対応での精神的プレッシャー
 
このように、身体的・精神的両面からの負担があるため、「きつい」と感じる人が多いのも納得できます。
精神的にハードな瞬間もある
介護の現場では、高齢者とのお別れや認知症対応など、心が揺さぶられる場面も多くあります。
たとえば…
- 長年関わった入居者の看取りを経験したとき
 - 認知症の方から繰り返し暴言や拒否を受けたとき
 - 家族からの無理な要望に対応しなければならないとき
 
こうした場面では、感情のコントロールが必要とされ、精神的な疲弊につながることがあります。
また、入居者の状態が急変することもあり、対応ミスが命に関わる可能性もあるため、責任の重さからプレッシャーを感じる人もいるようです。
働く上でのメリットややりがいもある
介護付き有料老人ホームは「きつい」というイメージだけが先行しがちですが、実際に働く中でしか得られないやりがいや達成感も多くある職場です。
ここでは、現場で感じられるポジティブな側面を見ていきましょう。
利用者との信頼関係や成長を実感できる
介護付き有料老人ホームでは、入居者と長期間にわたって関係を築けるのが特徴です。
毎日顔を合わせる中で、信頼関係が深まり、ちょっとした変化にも気づけるようになります。
こうした感謝の言葉をもらえることは、介護職にとって何よりの励みになります。
また、日々のケアを通して、利用者の体調や表情が良くなったり、笑顔が増えたりする瞬間は、自分の関わりが誰かの役に立っている実感につながります。
新人の頃はできなかった業務も、少しずつ任されるようになることで、自信と成長を感じられるようになるという声も多く見られます。
安定した勤務環境やスキルアップの機会も
介護付き有料老人ホームの多くは、大手法人や安定経営の企業が運営しており、福利厚生や研修体制が整っている傾向があります。
- 資格取得支援制度(例:初任者研修、実務者研修、介護福祉士)
 - キャリアアップ研修(例:リーダー研修、マネジメント研修)
 - メンタルサポート体制(相談窓口やEAP制度)
 
このような支援制度を活用することで、自分のペースでキャリアを積み上げることが可能です。
また、夜勤やシフト制を活用して、平日に休みを取りやすいというメリットもあります。
家族との予定や趣味の時間を確保しやすく、プライベートとの両立を実現している人も多いようです。
「きつい」だけじゃない現場の声
実際の口コミや体験談では、きつい面ばかりでなく、働きがいのある環境であるという声多く見られます。

正直、最初は不安だったけど、同僚や先輩に相談しやすい雰囲気で助かった。

入居者さんの笑顔を見ると、疲れが吹き飛ぶような感覚になる。

働きながら資格を取り、今では新人指導を任されるようになった。
このように、現場での人間関係や成長の機会が、モチベーションにつながっていることがうかがえます。
もちろん、すべての施設が理想的とは限りませんが、自分に合った職場環境を見つけることができれば、長く安定して働くことも十分可能です。

職場選びの際は、「きついかどうか」だけでなく、「どんな支援制度があるか」「どんな人が働いているか」といった視点でも情報を集めてみるのがおすすめです!
介護付き有料老人ホームはどんな人に向いている?
介護付き有料老人ホームは、身体介助から日常の見守り、チームでの連携まで幅広い対応が求められます。

では、どんな人がこの仕事に向いているのでしょうか?逆に、難しさを感じやすいタイプもあわせて見ていきましょう。
向いている人の特徴
介護付き有料老人ホームで活躍している人には、いくつかの共通点があります。
観察力がある人
入居者は高齢かつ要介護度が高いケースも多く、ちょっとした変化に気づける観察力が重要です。「今日は少し顔色が悪いかも」「食事のペースが遅い」など、日々の小さな変化を見逃さない姿勢が信頼につながります。
チームで協力するのが得意な人
介護職だけでなく、看護師や機能訓練士、生活相談員、ケアマネジャーなど多職種との連携が求められるのが介護付き有料老人ホームの特徴です。「報告・連絡・相談」がスムーズにできる人は、現場でも信頼されやすいです。
高齢者と接するのが好きな人
利用者とのコミュニケーションが仕事の大部分を占めるため、高齢者との会話を楽しめる人、寄り添いたい気持ちがある人は、やりがいを感じやすい環境です。
コツコツと積み重ねができる人
介護の仕事はすぐに結果が出るわけではありません。地道な努力を継続できる人は、スキルも信頼も着実に積み上げていくことができます。
向いていない可能性のある人の傾向
一方で、介護付き有料老人ホームの現場にミスマッチを感じやすい人もいます。
以下のような傾向がある場合は、入職前に慎重に検討した方がよいでしょう。
人と接することが極端に苦手な人
人間関係の構築や利用者との会話が必要不可欠なため、人と話すのが苦痛に感じる方にはストレスが大きい職場かもしれません。
マニュアル通りでないと不安な人
現場では想定外の出来事が起こることもあります。臨機応変な対応や、自分で判断しなければならない場面も多いため、柔軟性が求められます。
体力や夜勤に強い不安がある人
特に夜勤業務がある施設では、生活リズムの変化や身体的負担が大きくなりやすいです。体力に不安がある場合は、日勤のみの職場や別の介護サービスも選択肢として検討してみるのがよいでしょう。

「向いている・いない」だけで判断するのではなく、自分がどんな働き方を望むか、どんな支援制度があるかを事前に確認することで、ミスマッチを防げます。
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